夫婦で免許 山梨県北杜市(無職・67歳)
自動車が我が家に来て2カ月。まるで翼が生えたように自由にあちらこちらへと運転するのが日課です。
田舎暮らしにあこがれて東京・目黒から引っ越しました。山並みを見ながら心が満たされ、不便が当たり前と思って暮らして6年がたちました。
けれど、交通手段のバスが1日2便程度に減り、巡回バスも廃止になりました。買い物、通院、図書館と、どこに出かけるにも歩いて行けない距離です。
車が生活の基盤となる社会で、行きたい時に行きたい場所に自分の車で行けたらいいなあとの思いが膨らみ、意を決して昨年夏から夫と自動車教習所に通いだしたのです。
生まれて初めて運転席に座ると「本当に運転できるようになるのかしら」と不安でした。ハンドル操作も思うようにいきません。仮免許で路上に出ると、フラフラとセンターラインに寄って、対向車とぶつかりそうになったり、赤信号では少し休めるとホッとしたり。
教習の先生からは「首に青筋が立っている。深呼吸して肩の力を抜いて」とアドバイスされ、若い人は先に卒業していきますが、時間がかかっても、しっかり技術を身につけようと開き直りました。
緊張して臨んだ本免許の試験日。合格者の掲示板に自分の番号を見つけ「ヤッター」とうれしさでいっぱいになりました。
ナンバープレートはチャレンジの記念に、免許を取った時の2人の年齢を組み合わせた「6668」にしています。





