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「気をつけて 一杯だけは 死の呪文」 高校生の川柳優秀作をHPで公開

 「気をつけて 一杯だけは 死の呪文」-。飲酒運転の撲滅を願い、高校生が詠んだ川柳64句が、はかた自動車教習所(福岡市博多区)のホームページ(HP)で公開されている。2月に粕屋町で飲酒運転の車にはねられ、高校生2人が死亡。酒を飲む機会が増える年末年始、同教習所は「亡くなった2人と同年代の生徒たちの言葉をかみしめ、絶対に飲酒運転をしないでほしい」と呼び掛けている。

 同教習所が、これから運転免許を取得する高校生に飲酒運転撲滅と交通安全に関心を持ってもらおうと「交通安全川柳甲子園」を初めて開催。東福岡高や宇美商業高など県内の5校に協力を求め、10-11月に生徒約2千人から計3158句が寄せられた。このうちの優秀作を12月15日からHPに掲載している。

 「気をつけて-」の作品で最優秀賞を受賞した東福岡高2年の福井慎矢さん(17)は、2月の粕屋町の事故について、「同じ高校生が犠牲になっているので、人ごとではない。一人でも意識を変えてくれる人が増えてほしい」と川柳に込めた思いを語った。

 優秀賞の「少しなら よかろうもんは いかんばい」は、沖学園隆徳館の女子4人による合作。そのうちの1人、合屋(ごうや)優花さん(16)は、粕屋町の事故で死亡した山本寛大(かんた)さんと数回会ったことがあるという。「事故を聞いたときは信じられなかった」という合屋さん。今なお続く飲酒運転事故の報道に接するたびに「飲む前に考えない人の気持ちが理解できない」と憤る。

 運転すると分かっていながら酒を飲ませる側の罪も考えてほしかったという東福岡高2年の西岡大樹さん(17)は「飲ませるな 車で来てる あの人に」と詠んだ。西岡さんは「お酒を提供する飲食店も、断る勇気を持ってほしい」と訴える。

 川柳甲子園を企画した同教習所副管理者の高木忍さん(31)は「飲酒運転がなくならない限り、HPに川柳を掲載し続ける。来年はさらに広く参加者を募りたい」と話している。

=2011/12/29付 西日本新聞朝刊

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